前回は、10年通っている先生の口ぐせ「今言ったこと、できる?」の話を書きました。
▶ 「今言ったこと、できる?」10年通う占いの先生の口ぐせと、バラを1本買って帰った日|占い日記 #12
その最後に、次は占い師のタイプについて書く、と予告しました。
今回は、その話です。
10年も占いに通っていると、いろんな占い師に会います。
占いの館で会った人。
館に入らずに、ひとりでやっている人。
その違いを、自分なりに分けてみようと思います。
占いの館にいる占い師は、本物じゃない?
ずっと、素朴な疑問がありました。
占いができるなら、占いの館で働くより、自分でお店を開いたほうがいいんじゃないか。
どうやったらお店がうまくいくか、それこそ自分で占えばいい。
それなのに、館に雇われている。
ということは、その占い師はあまり当たらないんじゃないか。
先に断っておくと、私は「館にいるから当たらない」と決めつけているわけではありません。
決めつける占い師は信じない、と書いてきた私が、占い師を決めつけるわけにもいきません。
ただ、なんとなく、そういうイメージはあると思うのです。
占いの館にいる占い師は、本物じゃないんじゃないか。
占いに行ったことがない人ほど、そう思うかもしれません。
最初の回に書いたとおり、私も昔は占いの館を怪しいと思っていましたから。
▶ 占いは当たらなくてもいい。京都・河原町で占いの館を3軒はしごした日|占い日記 #1
「口コミを書いてね」と勧めてくる占い師
まず思い出すのは、ある占いの館で会った占い師です。
お金儲けがうまい、というのとは少し違います。
なんて言うんでしょう。
自分の評価を上げたい。
それが、にじみ出ている人でした。
占いが終わって、席を立とうとしたときです。
「口コミ、絶対書いてね」
よかったら、なんて優しい言い方ではありません。
お願いというより、ほとんど念押しです。
それくらい、すごく勧めてくるのです。
……正直、少し冷めました。
だって、本当に当たる占い師なら、口コミは自然に増えるはずです。
頼まれなくても、書きたくなった人が書く。
口コミというのは、そういうものだと思うのです。
それを、占い師のほうから勧めてくる。
その時点で、なんか変だな、と思ったほうがいい。
今はそう思っています。
喫茶店に来てくれた、独立の占い師

館に入らずに、独立してやっている占い師にも会ったことがあります。
たしか、ひとりだけだったと思います。
その人は、サロンや事務所を持っていませんでした。
出張というのでしょうか。
喫茶店のようなところに来て、そこで話をしてくれる人でした。
料金は、1時間で1万円以上したと思います。
先生のところは、40分で4,000円です。
それと比べると、ずいぶん高い。
そして、予定のことで、ちょっとわがままそうな人に見えました。
2回目に占ってもらおうと、予約をしたときのことです。
先に入金まで済ませていました。
約束の前日になって、向こうから連絡が来ました。
キャンセルのお願いでした。
一方的に、です。
お金は、そのまま返金されました。
その占い師とは、それきり二度と会っていません。
ちなみに、占いの館でも、休んだ占い師の穴をほかの占い師が埋めることはしません。
だから、館なら安心、というわけでもないのです。
それでも、予約もお金も先に済ませていたのに、向こうの都合で消えてしまう。
ひとりでやっている占い師を選ぶなら、その人の都合に振り回されることもある、と思っておいたほうがいいのかもしれません。
館の中で浮いていた、霊視のストールさん

館の中にも、いろんな人がいます。
思い出すのは、以前に書いた霊視の占い師、ストールさんです。
▶ 「視点を変えてみること」霊視の占い師に、妻の気持ちを聞きに行った日|占い日記 #6
妻の気持ちを知りたくて、河原町の占いの館で見てもらった人です。
先生と同じ館ですが、その館はいくつかお店を持っていて、ストールさんは別のお店にいました。
いつもストールを羽織っていたので、ここではそう呼んでいます。
ストールさんは、その館の中で、明らかに浮いている人でした。
予約も、あまり入れていない。
自分のやり方で、自由にやっている。
館という組織になじんでいる、という感じはしませんでした。
お金の面で言えば、たぶん下手なんだろうと思います。
上の人から見たら、扱いにくそうに見えるんじゃないか。
そんな気もしていました。
どう言えばいいのか、ずっと迷っていたのですが。
いちばん近いのは、ちょっと不良っぽい、です。
そして、ある日、館のサイトからストールさんの名前が消えていました。
館を、やめてしまったのです。
そのときも、なんとなく、いなくなるような気がしていました。
館になじまない人は、いつか館を離れていくのかもしれません。
でも、ストールさんは、誠実な人でした。
館の中で浮いていることと、占い師として本物かどうかは、別の話なのだと思います。
先生は、館にも外にもいる人
では、10年通っている先生はどうなのか。
先生とは、最初の回に書いた3軒目の占いの館で出会いました。
今も、その館にいます。
ただ、館に出ているのは週に3日くらい。
ほかの日は、自分でイベントを開いたり、サロンをしたりして活動しています。
館と独立、その両方をやっている人です。
以前にも書いたとおり、最初は先生の占いが当たる気がしませんでした。
▶ 当たる気がしない占い師に、週2回通っていたころ|占い日記 #2
それでも、10年通っています。
占いが好きなのではなく、人と話すのが好き
先生は、本当に占いが好きなタイプだと思っていました。
私が出会った占い師の中で、先生のような人には、ほかに会ったことがありません。
でも、こうして書いてみて、少し違うかなと思いはじめました。
先生は、占いが好きというより、人と話すのが好きなんだと思います。
人と話しているときの先生は、すごく楽しそうです。
だから、こちらも話しやすい。
聞いてもらいやすい。
気づくと、言うつもりのなかったことまで話してしまっています。
そういうところが、先生の占いにつながっているんじゃないか。
今は、そう思っています。
先生に、どうして館にも出ているのか、聞いたことはありません。
でも、たぶん、そういうやり方が好きでやっているんだろうな、という気がします。
館で人と会って、外でも人と会う。
人と話すのが好きな人の働き方としては、わかる気がするのです。
館か独立かより、結局は相性
こうして分けてみると、こうなります。
・館にいて、自分の評価を上げたい占い師(口コミを勧めてくる人)
・館に入らず、ひとりでやっている占い師(料金は高め、予定は向こうの都合)
・館にいるけれど、館の中で浮いている占い師(ストールさん。のちに館をやめた)
・館にも出て、外でもやっている占い師(先生)
では、館の占い師と独立した占い師、どっちがいいのか。
結局は、どっちがいいという話ではないと思います。
最後は、その占い師との相性です。
たとえば、占いの館にも、人気のある先生と人気のない先生がいます。
どっちに見てもらいたいかと言われたら、やっぱり人気のある先生のほうが当たりそうな気がしますよね。
私も、そう思います。
館と独立のどちらを選ぶかも、同じようなものです。
料金のこともあります。
何の占いを、どのくらいしてほしいのかにもよります。
だから、どっちがいいとは、私の口からは言えません。
それは、皆さんのご自由に。
ただ、ひとつだけ。
「口コミを書いてね」と強く勧めてくる占い師に会ったら、一度立ち止まってみてください。
そして、館にいる占い師が本物じゃない、とも限りません。
館の中で浮いていたストールさんは、誠実な人でした。
館と外の両方でやっている先生のところに、10年通っている人間もいますから。
次回は、占いの館のサイトにある口コミについて、裏話を書こうと思います。








